SUPPORT 取扱業務
DIVORCE 離婚事件
離婚は人生の大きな転機です。感情的に動いてしまう前に、法的な見通しを立て、適切な準備を行うことが、その後の生活の安定と、何よりお子様の利益を守ることにつながります。
-
【別居をお考えの方へ】
「一刻も早く離れたい」というお気持ちは痛いほど分かります。しかし、無計画な別居は、後の離婚条件において不利に働くリスクがあります。
■証拠の確保(別居後は困難になります)
預貯金通帳、保険証書、不貞や暴力の証拠など、自宅を離れてからでは入手が難しい資料が数多くあります。これらは財産分与や慰謝料請求の生命線です。
■生活費(婚姻費用)の確保
別居後の生活費をどう確保するか。見通しを立てずに別居すると、経済的に困窮し、不利な条件で示談せざるを得なくなるケースがあります。
■別居の正当性
理由のない別居は「悪意の遺棄」とみなされるリスクも。事前に弁護士のアドバイスを受けることで、法的な正当性を担保します。 -
【お子様の問題】
わが国の現在の運用では、「別居開始時にどちらが子供と一緒にいるか(監護の継続性)」が、最終的な親権の判断に極めて強く影響します(なお、令和8年4月1日から共同親権が導入された場合、判断の傾向が変わる可能性があります)。
■「連れ出し」をめぐる現状
一度環境が変わってしまうと、その後の監護実績が重視される傾向にあります。個人的には、この運用には子供の利益の観点から問題があると考えていますが、現実の司法判断の傾向を直視した戦略が必要です。
■お子様の心を守るために
親権争いが泥沼化し、お子様が辛い思いをすることを防ぐためにも、初期段階での慎重な対応が不可欠です。 -
【離婚事件の進め方】
離婚問題は、段階を踏んで解決を目指します。
■協議(交渉):弁護士が代理人となり、相手方と条件を交渉します。
■離婚調停:裁判所での話し合い。わが国では調停前置主義により、訴訟の前に必ず行います。
■離婚訴訟:調停で合意に至らない場合、裁判官による判決を求めます。